ここ暫くの食品の高騰…
先日スーパーで見た野菜の値段には
思わず手が出せなかった。
ここ十勝は食材の宝庫だから
スーパーでも関西にいた時よりは断然安い。
それでも値段を見ると・・・。
そして農業が盛んで食材の宝庫である同時に
現実問題としてフードロスも潜んでいる。
昨年、農家さんに出荷できない作物について
話を聞く機会があり、
その時に農業の裏事情を知ることができた。
その農家さんによると…
ごぼうなら、細過ぎるものや焼け症と言われる
状態のものは廃棄。
その知り合いの農家さんのところでは5トン位が
廃棄になっている…。
また、北海道ならではの山わさびも
えんぴつぐらいの太さは廃棄されている…。
長芋については海外にも輸出しているくらい
十勝の長芋は良いとされているけれど
変色、傷、5センチ以下などは廃棄されている。
農家さんとしても廃棄を減らそうと
加工できる農作物はできる限り出荷するように
しているが、加工工場がない場合はほとんどが
廃棄になると話してくれた。
これを聞いて、私はとても心が痛んだ。
だから、なんとかしたいという思いが
野菜スイーツを作り始めたキッカケにもなった。
食品価格の高騰が続く中では
どれだけ工夫をするかが家計を救う一手になると
私は思っている。
それと同時に廃棄される野菜たちを救えたら…
昨年、パートナーと一緒に市民農園で野菜を作り
少しは作り手の気持ちを知ることができた。
だから尚更、野菜たちが可愛いと感じる。
その野菜にとっては多少の傷があっても
それが全てじゃないんだから。
気になる部分は取り除けばいいじゃない…
ちょっとの傷で✖️にしないでほしいと思う。
良いところを残し、工夫して調理できたら
作り手も野菜も喜ぶだろうし
調理する側も腕が上がるというもの。
傷ついた美味しい食材を無駄にしない生活…
これからも私は続けていく。
