しずく日記

〜ハンドメイド好きな自称ミニマリスト(*^^*)〜

偏見という壁をこえて

精神障害と聞いて、どう感じるだろう。

以前の私は身構えていた。

良くないとはわかっているけれど

「偏見の壁」を建ててしまっていたから。

そんな自分を反省し

考え方を変えるキッカケを与えてくれたのは

私の子どもだった。

4年程前…

子どもは「解離性同一性障害」と診断され

それからずーっと精神科に通い続けてきた。

正直な気持ちとして

当初は辛く悲しい思いしかなかった。

 

精神障害者と関わるか関わらないかで

見方は大きく変わる。

偏見という不要な壁も薄くなっていく。

先天性であっても後天性であっても

なりたくて病になるわけではない。

そう考えると家族の存在は大きな意味があり

一番そばで寄り添っていく大切な存在になる。

 

ある女の子から相談を受けたことがあった。

その子はTwitterを通して子どもが知り合った子で

子どもと同じ解離性同一性障害になっていた。

その子は、病院に行きたいけれど

ご両親に話すことができず悩んでいたのだ。

簡単な返答はできないから

あくまでも私の考え方を伝えるに留まった。

 

身体であれ、精神であれ、何か障害があると

偏見や興味の目で見られる事が多い。

しかし、本人たちは本当に辛い思いをしている。

そこに寄り添えるのは家族だと私は思う。

もちろん、医師の存在も大きいけれど

どんな状態であっても全てを受け止めることが

本人にとってはとても大切であり

人を信じる原点にもなってくる。

 

ごく普通の18歳になってきたわが子に対して

苛立つ事も疲れる事もある。

それでも

私のたった1人のかけがえのない子どもだから

自分がどんなに辛くても守る。

昨日…

精神科の通院に終止符を打つことになった。

「完治」とは言えないから「寛解」になるけれど

それでもホッとしたのは間違いない。

 

今まで子どもと共に色々と学んだ。

関係する書籍も読み漁った。

偏見という壁をこえて多くのことを知り

考え方を改めてられたことを

これからも活かしていきたい。

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