しずく日記

〜ハンドメイド好きな自称ミニマリスト(*^^*)〜

仮面を被った罪

誰かに話したいと思っても

誰にでも話せるわけじゃない。

話す内容によって話せる人に話す。

子どもにとって話せる人っていうのは

本来は親だと思う。

私は話せない親だったから

その分自分の子どもの話には

とことん耳を傾けている。

でも…

子ども故に言葉を選ばない素直な表現だから

時にはグサリと胸に刺さるような話もある。

 

うちの子は過去のある時期の記憶だけが

全く無いという。

それは精神的苦痛から解離性障害を発症した頃。

だから辛い記憶が消えていると考えれば

記憶を無くしている事は悪い事ではないと思う。

でも…話を聞いている内に

子どもが持っている「夢」みたいなものを

私は壊していたことに気づいた。

子どものために仮面を被ってきた十数年…

子どもは仮面に気づいていた。

サンタクロースへのお願いに

「パパとママが仲良くなる薬を下さい」

そう書いていたと聞かされて…

自分を責めずにはいられなかなった。

 

子どもへの愛情はたくさん注いできたけれど

小さな子どもが望むものは違ったみたい。

 

今はもう18歳の大人だし状況も理解している。

人間不信からも抜け出してきた。

周りの大人たちの話を聞いて

少しずつ将来への希望も持てるようになった。

実の親の私が壊した結婚観も

バイト先の素敵なご夫婦を見て修復している。

 

私が壊してしまった夢を修復して

自分の幸せを掴んでほしい…

もう二度と仮面を被ったりしないで

素顔のままで子どもの幸せを見守りたい…

 

私にできることはそれだけ。

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