しずく日記

〜ハンドメイド好きな自称ミニマリスト(*^^*)〜

溢れる想い

人は同じ365日を過ごしているけれど

少し心が落ち着いたと思ったら

また何かが起こって心に波が立つ…

「それが生きてるってこと」

そうなんだけど…

なかなかそこまで割り切れないというか

やっぱり複雑な想いは

簡単には整理できないものだったりする。

 

〜親離れ子離れ〜

これについては何度か触れてきたけれど

理想と現実というか

綺麗事抜きの自分の想いは

なかなかに複雑なものだなと思う。

 

夜中に将来について相談してきたうちの子。

解離性障害という精神疾患

移住や改名、あらゆる方法を取ることで

ようやく落ち着いてきたところだけど

高校卒業と同時に就職して

一人暮らしをしたいという。

しかも…知り合いのいない本州のとある地域で。

唯一の知り合いとして

ネットで知り合った高校1年生の彼氏がいる…

そういう所へ行きたいと。

彼とは過去のいじめ等の同じような経験から

気持ちが分かり合えるようで

その存在が心の安定に繋がっているみたい。

その点に関しては

私自身もパートナーの存在によって

心が安定しているからよく分かる。

しかし…複雑な想いは拭えない。

 

一般的な考えを言うなら

頼れる人がいない所での一人暮らしは

親として不安で仕方ない。

しかも精神疾患が完治しているわけでもないから

いつ不安になって症状が出るかわからない。

発症してからのこの数年間…

いつ何が起きてもすぐに駆けつけられるように

ずっと気を配ってきた。

仕事を抜けて駆けつけられるように…

実際、出勤してすぐに学校の呼び出しに応じて

早退したことは何度もあったし

薬の大量服用を知って駆けつけたこともあった。

その時はまだ不安定な時だったから

ただひたすら支えるしかなかった。

〜子どもが安心できる環境を与えること〜

これが治療方法だと言われてから

その環境づくりを一番に考えて

それがようやく安定に結びついてきたところ。

もうすぐ成人するわけだし

一人暮らしも就職も喜ばしいこと。

だけど…だけど…

同じ北海道内ならまだしも本州となると

私の心の不安で仕方ない。

ここまでようやく辿り着いたのに…

 

確かに思春期にもなれば

親から離れたい気持ちはわかる。

自分もそうだったから。

でも、頼る人がいない土地で1人というのは

本当に心細くて不安になることが多い。

これも私がそうだったから。

何もわからない不安や

信頼できる人がいない不安…

彼がいると言っても相手は16歳。

…聞いている私の方が不安になる。

 

自立しようとしていることは嬉しいけれど

離れていくことに対して拭えない不安。

子どもを信じて見守るしかないけれど…

いろんな想いが溢れてくる。

子離れって…本当に難しいものだなと思う。

 

今までを振り返ってしまうと

いろんな想いがしずくとなって溢れてくる。

今はいいや…

最終送り出す時に笑えたら…

溢れるしずくを抑え込まず

今はひとり、気持ちの整理をしよう。

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