昨日、母が入院した。
昨年11月に乳がんが見つかり、進行が早いタイプで
すぐに手術。年明けから抗がん剤治療をしている
ところへ炎症反応が続き検査入院。
そこでリウマチ性多発筋痛症がわかり、治療を終えて
退院したと思ったら、免疫力低下による虚血性腸炎で
出血、そしてまた入院…。
80歳の母にはあまりにも可哀想な入退院の繰り返し。
「私の身体、どうなってるんやろね…」
元々、乳がんのステージは「1」で本人はシコリは
感じていても、痛くも痒くもない状態だった。
「そのままではダメなんですか?」と医師に聞いたと
いうくらい元気だった。
それが治療すればするほど弱っているような…。
日本の医師の中にも抗がん剤治療に反対意見の方も
いるというけれど、私もそんな気がする。
治療して元気になるなら治療を受けてほしいという
家族としての思いはあるけれど、様子を聞くと辛い。
自分が80歳で、もしも癌がみつかったとしたら…
私は治療に時間とお金を使うよりも、行きたい所に
行ったり、食べたいものを食べたり、好きなことを
して過ごしたい。
亡父は生前「自分で自分のことができなくなったら
生きている意味がない」とよく言っていたけれど
私もこの思いには同感。
家族としての思いと一個人としての思い…
矛盾しているけれど、母には今の治療を乗り越えて
元気になってもらいたい。