北海道にしかいないと言われるシマエナガ。
スズメより小さく、冬には真っ白になり
雪の妖精とも言われる人気者。
動きはとてもすばしっこくて
写真に収めるのはなかなか難しい。
そんな小鳥と初めて出会ったのは３年半くらい前。
移住して最初に住んでいた農村地で見かけた時は
生まれて初めて憧れていた鳥に出会えたうれしさで
ひたすらシャッターを押して写真を撮った。
それからしばらく出会えなかったのに…
今日、思わぬ再会をした。
仕事から帰ると駐車場に横たわる小さな生き物が…
シマエナガだった。
窓にでもぶつかってしまったのだろうか…
もう冷たくなっていた。
もう少し早く帰っていたら助けられたのかな…
そんな事を思いながら駐車場の片隅の土の所に
そっと埋葬した。
あんなに会いたかったのに…
こんなカタチでは会いたくなかった。
小さな命…
仕方ないのはわかっているけれど
本当に切ない気持ちでいっぱいになった。
森の中やもっと自然の中にいたら
こんな事にならなかったかもしれない…。
北海道は自然が多いから
小さな生き物から大きな生き物まで
様々な動物が人間と共存している。
とかく今年は熊の出没がニュースになっているが
先住民は動物たち。
確かに動物による様々な被害はあるけれど
もっと上手く共存していけないものだろうかと
思わずにいられない。
今回はどうすることもできない事故だったと思う。
でも…やっぱり切ない。
シマエナガの小さな命…
せめて安らかに眠ってほしい。
