最近、ゆっくりとビデオを観る事が増えた。
北海道の寒い冬は外出するにも気合いがいる。
家でゆっくりとのんびり過ごす時間は
ちょっとした至福の時間だ。
昨日観たビデオは
「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」
面白おかしく進めながらも結婚や夫婦関係、
人生観を考えさせてくれる作品だった。
その中で心に残った一つが
「優しさは人を傷つける」というセリフ。
中途半端な慰めは余計に人を傷つける…
確かにそう感じながらも
無意識に誰かを傷つけてきたように思う。
本当の優しさとは…
そんなことを考えた。
「月が綺麗ですね」
この言葉も心に残った一つ。
夏目漱石が「I love you」の訳とした言葉で
直接的な直訳ではなく
間接的な表現になっている。
昔の日本人らしい表現であって現代では…
一瞬そう思いがちだけど、
私はこの表現が気に入った。
そして、もう一つは
「私は必ず見つかるから」という
主人公が大切な家族に言っていた言葉。
世の中に「必ず」や「絶対」ということは無い。
それでも家族を悲しませたくない想いが
「私は必ず見つかるから」
このひと言には込めてられている。
「私は貴方のそばに居ます」
というブレることのない主人公の想いが
私にはじんわりと伝わってきた。
何事にもストレートな考え方をする私だけど
言葉や文字で伝える時はいつもかなり考えている
（一応これでも😅）
しかし…
それがブレることなく表現できていた？
相手を傷つけてしまったことはない？
そう振り返る機会になった。
ただ文章を書き続けるだけではなく
想いを込めた言葉や表現ができるようになりたい。
そして今回の主人公のような
本当の優しさとブレない強さを持った人に
私はなりたいと思った。
