しずく日記

〜ハンドメイド好きな自称ミニマリスト(*^^*)〜

28年前の私へ

28年前の私は

想像以上に早い父との別れのすぐ後で

思いもよらない大地震に遭い…

当たり前だったことが当たり前じゃない生活の中に

放り込まれていた。

 

電気もガスも水道も出ないし

もちろんお店なんて開いてない。

当時は携帯電話なんて無かったし

家の電話も繋がらない。

外の公衆電話に長蛇の列…

電車なんて動いていないし

道路の信号はつかないから大渋滞。

近所では崩れた家がたくさんあって外を歩くのが

怖かった。

部屋はガラスの破片が飛び散ってドアが開かない

部屋もあった。

自営業だった職場フロアはメチャクチャで

みんな、どこから何から手をつけたらいいのか

わからないくらい酷い状態。

あの時は学校を辞めて家を手伝うことも考えた。

大変な状況の中、いろんな人の助けがあったから

元の生活に戻ることができたし、

あの時の大変な経験があったから今がある。

 

今振り返えると…

あの時私の生き方が変わった気がする。

〜強くならなきゃ〜

みんな大変な思いをしているから

迷惑をかけちゃいけない、自立しなきゃ…

そう強く思っていた。

 

自然災害はどうすることもできない。

命を落とす人もいるし、大切な人を失う人もいる。

そう思うと、生かされていることに感謝したい。

もちろん支えてくれた人たちにも。

そして与えられた時間を無駄にしてはいけない…

そう思う。

 

28年前の私へ…生きててくれてありがとう。

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(↑フリー素材使用)