しずく日記

〜ハンドメイド好きな自称ミニマリスト(*^^*)〜

許すことで解放される感情

人はいろんな過去に囚われてしまうことがある。

それはネガティブな事がほとんどで

苦しくて悲しくて辛くて…

誰かにわかってもらいたいとか

共感してもらいたいとか

そういう思いになっていく。

 

私も、子どもも、

「憎しみ」の感情は

心の奥底ではとても強くあったと思う。

元夫に対して…

私は離婚成立後は何の感情も無くなった。

子どもは当初、憎しみしか持っていなかった。

 

でも最近になって

子どもの口からこんな言葉を聞いた。

 

「元父親には…記憶が無くなってきたから

 何も感じなくなってきた。

 途中まで育ててくれてありがとうって思うかな。

 きっと大切にするってことの

 意味がわからない人だったんだと思う。 

 可哀想な人だったんだろうね。」

 

17歳と思えない言葉に驚きつつ

そういう考えになってくれたことが嬉しかった。

そして私の母に対しては…

教えられる言葉が出てきた。

 

「おばあちゃんは可愛がってくれてる。

 それに対しては

 “ ありがとう“ って思えるようになった。

 でも、ひと言だけ…

 もう少し早く僕たちの気持ちをわかって

 助けて欲しかったよって言いたい。」

 

そう…私が子どもを連れて離婚すると言って、

やっと聞き入れてもらえたのは

私たちに逃げるしか道はない状態になってから。

子どもの気持ちはよくわかるし

私はものすごく共感できる。

何故なら…

心の奥底では許せないでいる私がいるから。

未だに電話をかけると苦しくなる…

〜貴女には無理よ〜

〜そんな事じゃダメ〜

言葉を交わすたびに

パワーを吸い取られる感じがするのは

子どもの頃からそうだった。

 

でも…子どもの言葉に教えられたのは

「〜に対してはありがとう」

と言う感謝を忘れちゃいけないということ。

48歳でも母にとっては「子ども」なんだ…

私にとっては重苦しい愛情も

母にとっては精一杯の愛情なんだ…

 

見知らぬ土地に送り出すことは

きっとあの母にとっても大変な事だったはず。

そう思うと

「ここに来させてくれてありがとう」

その言葉しか出てこない。

 

「許すこと」

「自分を過去から解放すること」

 

大切なことを子どもから教えてもらった。

焦るつもりはないけれど

ここに来て「本当の幸せ」をみつけた私たちを

母に見せたい…元気なうちに会いたい…

やっと心からそう思えるようになった。

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