しずく日記

〜ハンドメイド好きな自称ミニマリスト(*^^*)〜

甘えるということ

昔から甘えることが苦手だった。

 

嫌なことを「嫌だっ」と言うのはわがままで、

甘えたことを言っちゃダメ、我慢しなさい…

そう言われて育ったからかな。

 

最近になって

やっと甘えたり、許したりってことが

わかってきた気がする。

これはわが子のおかげ。

 

私の子どもは女の子…だった。

 

嫁いだ家は男の子を欲しがっていて、

その事を私だけに言っていると思っていたのに、

悪気なく

「この子が男の子だったらねぇ〜」

なんて何度も祖父母に言われていたから…

いつの間にかわが子は

 

「自分は男の子ではない、認めてもらえない存在」

 

そんな風に思い込んでしまった。

そして男の子のイマジナリーフレンドを作り、

心の傷が深まることを言われ続けて、

気がつけば解離性障害になっていた。

どの人格もすべて男の子だった。

そして今も、男の子。

 

最初の女の子は特に甘えることができない子で、

自分に厳しい子どもだった。なぜなら…

 

「認めてもらうため」

 

自分を認めてもらいたいから、

どんな事もどこまでもがんばって…

自分を甘やかしたり許すことができなくなってた。

私も…嫁ぎ先で良い嫁と認めてもらうために、

知らず知らずそうなっていたんだろう。

その結果、女の子だった心は崩壊して

解離性障害を発症した。

 

子どもの病状を知り…

やっと自分たちの危険な状態を理解して

ドクターのアドバイス通り母子で家を出て

やっと離婚した。

 

そうして大自然の中で治療をしながら親子2人の

生活をしていく中で、私たちは

「甘えること」「許すこと」

ができるようになってきた。

 

嫌なことは素直に「嫌だ」という

しんどい時は無理せず「しんどい」という

 

こんな当たり前のことが言えない

そんな16年を過ごしていたんだ…

そう思うと涙が出た。

 

自分の気持ちに素直になることが

どんなに大切なことか。

 

親子で精神が異常になるところまで我慢してた、

そのことに気づいた今だから…

甘えたり、自分を許したり、

時には自分を褒めたりしたい。

もっともっと自分のことを大切にしたいし、

わが子にも自分を大切にしてほしい。

 

せっかく甘えることができるようになってきたから

自分の心の素直な声に耳を傾けたい。

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