会話…会って話すこと
昔は会わないと話せなかった。
それが手紙で気持ちを伝えるという手段ができ
電話という手段も生まれた。
それだけに止まらず
通信の進化によって電子メールが普及し
携帯電話も生まれ…
人類はどんどん進化した物を作り出している。
その代わりに人類が
少しずつ退化していくように感じてしまう。
職場では事務所とドライバーとの連絡が必須だ。
しかし、運転中や作業中は連絡が取れない事が
不便さだと捉えられてきた。
それが…
今は車体にある種の機械を取り付けることで
運転中に送られてきたメールを読み上げてくれて
返信もできてしまう。
離れていても現在地がわかる等…
今まで煩わしいとされてきた電話連絡が
一気に減るという状況になっている。
安全かつ便利ではあるけれど
事務所の一人がポツリと言った言葉が…
「ドライバーと話すことが無くなってしまった」
煩わしいことだったけれど
実は顔を合わせる時間が無い代わりの
大切なコミュニケーションだったと気づく。
メールも「画面上の会話」の一つではある。
しかし、声のトーンや話し方の抑揚から
体調や状況が読み取れる電話での会話は
とても大切なのではないだろうか。
仕事に限らずどんな場面でも
同じことが言えるのかもしれない。
コミュニケーションが大切だと言われるけれど
利便性が有線される世の中…
これからはどうなっていくのだろう？
そう考えると…
やはり会って話すことに私は重みを感じる。
