父が他界して27年…
母と何度も衝突してきた。
親子でも価値観が違って当たり前…
口ではそう言っていても
自分の価値観を押し付けてくるから衝突した。
でも…結局は親の言う通りにして納得させてた私。
進学も、就職も、恋愛も、結婚も、離婚も…
強い口調で
〜こうあるべきでしょ〜
〜あなたには無理よ〜
〜甘えてないでもっと我慢しなさい〜
そう自分と違う価値観を押し付けられるような
強い言われ方をするとさすがに心が折れた。
自分の想いを捻じ曲げたり、我慢したり…
その結果…
上手く話せはないくらい顔半分麻痺して
実家から遠く離れた北海道に移住することにした。
…離れたかった…
だから今はやっと自分で生きてるって感じる。
自分の中に命が宿ってから
私が心に決めたことがあった。
〜子どもの話をしっかり聞いて受け止める〜
ごく当たり前のことだけど大切なことだから。
思ったことがちゃんと話せる子でいて欲しい…
親子でも価値観が違っていいんだよって伝えたい…
いつでも母さんは味方だと思ってて欲しい…
私のようにならないで欲しい…
そんな想いで子育てしてきた。
母を反面教師にした子育てだった。
おかげで子どもはなんでも話してくれる。
「お母さんというよりお姉ちゃんみたい」
それでもいい。
心に壁がなければそれでいい。
理解し難い精神疾患も打ち明けてくれた。
まだまだ療養中だけど
子どもの思うままに生きやすい道を歩けばいい…
そう思ってる。
私と母の関係は一見、仲のいい普通の母娘…
でも、私の中にはずーっと壊れない壁があって
これからその壁が無くなることはないと思う。
母には申し訳ないけれど、私は私だから。
地元に帰ってきて欲しそうだけど帰らない。
老いた母を兄夫婦に任せてひとりにして…
親不孝と思われても仕方ない。
〜私の幸せは私が決める〜
やっとそう思えるようになったんだから。
ただ一つ言えること…
それは母と私がこんな関係だから
私と子どもが
お互いを認め合える関係でいられるんだと思う。
口が裂けても母には言わないけれど…
反面教師でいてくれて…ありがとう
