「置かれた場所で咲きなさい」という本がある。
以前、読めなくなり手放した一冊だったけれど
最近になって
ようやく素直に読めそうな気がしている。
「置かれた場所で…」この言葉だけをみると
本当に辛い場所に置かれている人にとっては
ただただ息苦しく感じられるだろう。
「ここで我慢し続けろというの？」
そういうネガティブにしか頭は働かないから。
もしくは
「自分がもっと努力すれば状況は変わるかも…」
そう自分をどんどん追い詰める場合もある。
後者は「カサンドラ症候群」の人に
多く見られる思考だとか。
ちなみに「カサンドラ症候群」は
正式な病名としては認められていないが
一方がアスペルガー症候群の場合に対のように
家族（夫婦）に見られることが多いと
言われている。
過去の私もその1人だった。
このネガティブな思考を払い避けて
素直な自分、自分を大切にする自分に
少しずつでも近づいてきたから
「置かれた場所で咲く」という本当の意味を
ようやく理解できるようになった気がする。
置かれた場所で咲くということは
決して我慢してまで
そこで咲かなければならないわけではない。
自分ができるところまで頑張ればいい…
そして自分という種が根を張れるなら
そこで自分の花を咲かせたらいい。
もし、根を張ることができずに
枯れてしまいそうなら場所を変えればいい。
そういうことなんだと思う。
根を張ることができたら…
寒い冬も平気で乗り越えて
雪の中から顔を覗かせるくらい
強くなれるような気がする✨
