「鬼にも蛇にもなる」というセリフ。
どこで聞いたのか…よく覚えていなかったけど
今の自分を重ね合わせることがよくある。
で、調べてみた。
そもそもこの言葉、
子どもの頃に聞いた
という、和歌山の道成寺を舞台にした
伝説に出てくる言葉だった。
「また戻る」と嘘をついて旅立った。
しばらくして…騙されたと知った清姫は
髪を振り乱し安珍の後を追う…まるで鬼の形相で…
そして最後は寺の鐘の中に隠れた安珍を見つけ
大蛇となった清姫は口から火を吐き
鐘ごと安珍を焼き尽くし、自らも命を絶つ…。
なんとも恐ろしい女性の執念…ってお話。
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子どもを守るため…
置き手紙だけ置いて家を飛び出して…
子どもを連れて遠く離れたここまで来た。
全て弁護士に任せて、見ず知らずの土地での生活。
大切なものを守るためなら
相手が誰でもあろうと厳しい表情をして
厳しい意見も言う私。
あれ〜?
私、こんなに強かったっけ…?
そう思うくらい強く逞しくなってる。
まさに…
「守るもののためなら鬼にも蛇にもなれる」
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別に…私が鬼になったり蛇になったり
男性を追いかけて恐ろしい執念で…
ということじゃない。
今の自分を重ね合わせるけど意味合いが違う。
執念という意味では同じかもしれないけど
恨みや嫉妬のような感情は全然ない。
むしろ、どれだけ酷い人に騙されても
そんな人どうでもいいって言い切れるくらい
今の私には
そんなことはどうでもよくなってる。
今はただ…
守るべき人のためならどんな思いも気にしない
こっちの感情が強い。
恨みや嫉妬なんかに労力を使うのは
時間の無駄だと思う。
自分だって心が醜くなるだけ。
それよりも人として…
もっともっと強い人になりたい。
守るもののために…
いつだって心が強くて美しい人でありたい⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎